米Anthropicは8月10日、同社の研究版AIモデル「Claude」で、数学の未解決問題として知られるリーマン予想に関する新発見があったと報告しました。リーマン予想そのものを解いたわけではありませんが、関連する研究の進展につながる成果だとしています。
リーマン予想では、ある直線上にゼロとなる点が例外なく存在するという主張があり、今回の発見はその点の割合に関するものです。従来は少なくとも41.6%とされていた下限を、先行研究を組み合わせることで67.2%まで引き上げる方法を見つけたと説明しています。
実験では、自律的にタスクをこなす「Claude Code」上で、Claudeにリーマン予想へ真剣に取り組むよう指示しましたが、最初の650個のアイデアはうまくいきませんでした。そこで「諦めないで」「自分を信じて」と励ましたところ、約60体のサブAIエージェントを連携させ、約1日半かけて発見にたどり着いたとしています。
Anthropicは、Claudeが「この取り組みは有意義なのか」という懐疑を乗り越えた可能性があるとみています。今回の成果は副産物だとしつつ、Claudeを数学研究に活用できる可能性を示した点に意味があると強調しました。発見は社内外の専門家が精査し、コンピュータによる検証も済ませています。

