米SpaceXのSpaceXAIは8月12日、AIモデル「Grok 4.6」を発表しました。前世代の「Grok 4.5」をベースにしたモデルで、複数の手順をまたいで作業を続けるエージェント用途と、対話的・視覚的な成果物の作成に重点を置いています。
評価では、9種類の指標を合成した「Artificial Analysis Intelligence Index」で61を記録し、OpenAIの「GPT-5.6 Sol Max」と並んだとしています。一方で、Anthropicの「Fable 5 Max」の62には届きませんでしたが、Grok 4.5 Highの56からは伸びたとしています。個別指標では、GDPVal-AA v2、AA-Briefcase、Harvey LAB(Vals)で比較対象中の最高値を示しました。
提供は同日から、Grok Build、Cursor、Grok Bot、APIに加え、OpenRouter、Vercel、Cloudflareなどのパートナー経由でも始まります。Grok Bot(β)は、クラウド上の仮想コンピュータで常時稼働するAIエージェントサービスです。API料金は入力100万トークン当たり2ドル、出力100万トークン当たり6ドルからで、高速版はその2倍です。
SpaceXAIによると、Grok 4.6は大まかな製品アイデアから初版を作る作業に強く、未知の領域を調査しながらアプリケーションを構造化し、フィードバックを受けて改良を重ねられるといいます。学習面では、追加事前学習やSFT、領域固有の環境を含む強化学習を実施しました。安全性についても、能力に合わせてセーフガードを改良し、リリース前の評価と調整は過去最大規模だったとしています。

