
三重県津市の老舗漬物店「新玉亭」が、Anthropicの生成AI「Claude」を活用し、業務用ツールを自作している事例が紹介されました。もともとは販売管理ソフトやNetSuiteでデータを扱っていましたが、AI連携の仕組みを使うことで、必要な情報をClaudeから参照しやすくなったといいます。
導入の中心になったのは、PC操作が苦手な人でも使いやすいように、チャットで指示して結果をコピペする運用です。NetSuiteのデータをもとに、テンプレートに沿って必要情報を入力すると、営業や出荷管理に使うツールが作れるようにしました。少人数の現場でも、AIを前提にした運用へ寄せた点が特徴です。
新玉亭では、梅干しの需要が高まる時期に合わせた営業支援や、出荷状況を確認するポータルサイトの機能整備も進めています。たとえば、どの商品がどのパレットに積まれているかを一覧できる仕組みなど、現場での確認作業を減らす工夫が入っています。既存の業務に合わせてAIで不足部分を補う使い方が、成果につながっているようです。
記事では、システム開発会社に大きく依存せず、AIの力で必要な機能を自分たちで作れる点が強調されています。規模の大きくない会社でも、AIを使えば業務改善の幅を広げられることが示されました。老舗の現場で、生成AIが実務に寄り添う形で使われている例です。

