
Hmcomm株式会社は、取締役会で「Voice AI Agent Platform(VAAP)」戦略を策定し、音声認識製品を提供する企業から、VAAPを中核とするAIプラットフォーム企業への事業転換を進める方針を決議しました。中長期的な企業価値の向上を目的に、音声AI技術を基盤とした新たな成長戦略を打ち出しています。
VAAPは、企業がVoice AI Agentを迅速に構築し、運用・改善・拡張するための統合プラットフォームです。音声認識、音声合成、Voice LLM、RAG、Workflow、Agent、外部システム連携などを共通基盤にまとめ、企業向けのAI基盤として位置付けています。AIモデル単体ではなく、複数モデルを安全かつ最適に組み合わせる発想を重視しています。
同社は、特定のAIモデルに依存しないマルチLLM戦略を採用し、OpenAI、Anthropic、Google、OSS LLMなどを用途に応じて組み合わせる考えです。既存のVoice Contact、Voice Digest、Terry2シリーズ、FAST-D、ZMEETINGなどは、今後VAAP上で提供されるVoice AI Agent群として位置付けます。さらに、SIerやソフトウェアベンダー、AIスタートアップなどが参加できるMarketplaceを拡充し、継続収益型の事業モデルへの進化を目指します。
あわせて同社は、生成AIやAIエージェント、独自のAIOps技術などを活用する次世代AI実装事業「FDE(Forward Deployed Engineer)」の開始も決定しました。これまでのM&Aや事業基盤の拡張により、開発・運用・AI実装体制の統合が進んだことを背景に、本格始動するとしています。

