財務DDの自動化を実演
株式会社M&Aナビは、ソルビス税理士法人との共催ウェビナーを8月13日にYouTubeで無料公開しました。テーマは「AIはここまでできる 財務DDを自動化する実演」で、税理士・会計事務所向けの内容です。申込不要で、誰でも視聴できます。
実務で使う仕組みを紹介
公開の背景には、M&Aで欠かせない財務デューデリジェンスの負担軽減があります。両者は財務DDの一部を自動化する仕組みを共同開発し、生成AI「Claude」の拡張機能であるSkillを用いています。ソルビス税理士法人では、実際の財務DD業務でこの仕組みを使っているとしています。
3工程と限界も説明
ウェビナーでは、スコーピング、BS・PL分析、レポート作成の3工程を扱います。実演では、AIでどこまで自動化できるかに加え、任せきれなかった工程も解説します。登壇はソルビス税理士法人の境裕介氏と、M&Aナビの神村俊光氏が務めます。
AITECH運営の視点
まとめと考察:
財務DDの一部をAIで回す実演は、単なるデモ以上の意味があります。
導入企業にとっては、専門作業の省力化と標準化の余地を示す動きです。
導入側から見ると:
一方で、DDは数字の読解だけでなく、前提確認や例外判断が要です。
AIが得意な工程と、人が握るべき工程を切り分けられるかが確認点です。
特に中小企業では、精度より運用設計や責任分界のほうが重いと考えられます。
大企業は効率化を狙いやすいですが、ブラックボックス化の警戒は必要です。
用語解説:
- 財務DD: 企業買収前に財務内容を詳しく調べる手続きです。
- スコーピング: 調査範囲や論点を決める工程です。
- BS・PL分析: 貸借対照表と損益計算書を確認する分析です。
- 生成AIのSkill: 特定作業を補助する拡張機能のことです。
問いかけ:
自社はAIに何を任せ、どこから先を人の責任に残しますか。
便利さの前に、その線引きを言語化できていますか。