AI向け計算基盤を提供する米Cerebrasは8月13日、米OpenAIと共同で、AIモデル「GPT-5.6 Sol」を高速で動作させる「Ultrafastモード」を発表しました。Cerebras製のAI専用チップで推論することで、標準モードと比べて品質を損なわずに最大14倍高速とうたっています。
Cerebrasによると、生成速度は毎秒750トークンです。AIの性能評価を手掛ける米Artificial Analysisの報告値との比較では、米Anthropicの「Claude Fable 5」の11倍だとしています。また、難易度の高い専門知識を問うベンチマーク「Humanity's Last Exam」では、Fable 5が全2500問に78時間27分かけたのと同等の精度を、約7分の1の11時間11分で達成したとしています。
高速化を支えるのは、ウェハ1枚を丸ごと1個のプロセッサとして使う巨大チップです。44GBのSRAMを搭載したウェハを複数使い、チップ上にモデルの重みを保持することで、データ転送のボトルネックを解消したと説明しています。UltrafastモードはOpenAIのAPIで一部顧客向けに限定プレビューとして提供を開始しており、処理能力の向上に伴って対象を順次広げる方針です。

