米Googleの共同創業者セルゲイ・ブリン氏が、過去数カ月にわたりAI部門の主要従業員へAIモデル「Gemini」に全力を注ぐよう促していたことが分かりました。事情に詳しい関係者がロイターに明らかにしたもので、ブリン氏は4月に数百人の従業員へ演説し、Google DeepMindに開発加速を求めたとされています。
Geminiは一時、競合するAIモデルに対して優位に立ったものの、米Anthropicと米OpenAIがそれぞれ自社製品をアップデートしたことで、再び後れを取ったとされています。Googleは8月の時点ですでに、Geminiの旗艦製品の公開を2カ月延期しており、社内試験でコーディングなどの性能が競合他社に及ばないことが理由だったと複数の情報筋が述べています。
ブリン氏は役員の肩書を持たない一方、非公式な形でAIモデルの学習に影響を与え続けてきたとされます。情報筋によれば、再帰的自己改善という自律的な自己改善能力を持つ技術への資源配分も進めてきました。さらにAlphabetは8月5日、Google DeepMindのデミス・ハサビスCEOが会長に就き、コレイ・カブクチュオール氏が後任となる人事を発表。Google DeepMindの一部チームをGoogle本体へ移管する組織改編も盛り込まれていました。

